欧州ネーションズリーグ決勝(10日=日本時間11日、イタリア・ミラノ)はフランスがスペインに2―1で勝利し、初優勝を果たした。決勝弾を決めたFWキリアン・エムバペ(22=パリ・サンジェルマン)のゴールをめぐって大混乱に陥っていると、英紙「デーリー・スター」が報じている。
エムバペのゴールをめぐってスペインは「オフサイドだ」と猛反発したが、ビデオ・アシスタント・レフリー(VAR)でも覆らなかった。同紙「明らかにオフサイドだったため、混乱が支配している」との見出しを掲げ、多くのファンが疑問視していると報道。さらに元イングランド代表MFジェイミー・レドナップ氏もファウルとの見解を示しているという。
この判定にスペインのDFエリック・ガルシアは「僕が飛び込んでボールに触ったらエムバペがオンサイドになった。レフェリーは『意図的にプレーした。エムバペがコントロールしなければオフサイドにならない。それがルール』と説明したんだ」とし「(ルールを)変えてくれることを願っている」と語っていた。
つまりガルシアがボールに触れたため、オフサイドにはならないという見解だが、スペインや多くのサッカー関係者が疑問視しているように「判定は不可解」との見方が広がっており、このジャッジをめぐって、さらなる論争が巻き起こりそうだ。