森保監督が日本サッカーの未来を熱弁「世界のサッカーで認められることしたい」

森保監督は強豪撃破に自信ありだ(東スポWeb)

崖っぷちに追い込まれている日本代表の森保一監督(53)がカタールW杯アジア最終予選オーストラリア戦(12日、埼玉)を前に公式会見に臨み、日本サッカー界の未来を熱弁した。

負ければ7大会連続のW杯出場は絶望的な状況に追い込まれ、自身の解任も決定的となる、まさに大一番のオーストラリア戦。11日にオンラインで公式会見に出席した指揮官は「我々の選手の力を考えれば、できる準備をしっかりやっていけば勝つ確率は限りなく上がる」と強豪撃破に自信をみなぎらせた。

さらに森保監督は、今後の日本サッカー界についても持論を展開した。

「世界で日本が勝っていくためにはどういうことをしないといけないのか、いろんな方面から、いろんな切り口から意見をもらいながらチーム作りをしている」と森保ジャパンは幅広く意見を取り入れていることを強調。そして「世界のサッカーの中で認められることをしていきたい。日本代表はいろんな方々につないでもらっている。戦いを通してどのようなアプローチをしたらいいのか、日本で〝文化〟として根付くためにはどうしたらいいのか、一緒に考えていけるようにしたい」と日本代表の指揮官という立場から、日本サッカー界の行く末を見据えて大局的な見地から熱く語った。

自身の解任が迫る絶体絶命の状況でも信念を雄弁に語る森保監督。日本サッカーへの〝金言〟となるのか、それとも〝遺言〟となってしまうのか。結果はもうすぐ出る。

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