オランダ代表ファンハール監督が古巣に苦言「バルセロナは悪いときに外国人のせいにする」

オランダ代表を率いるルイス・ファンハール監督(ロイター)

現在オランダ代表を率いるルイス・ファンハール監督(70)が古巣のスペイン1部バルセロナに苦言を呈した。

世界ナンバーワンのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)の退団をはじめ、総額1400億円を超える債務を抱えて深刻な経営難に陥っているバルセロナは、ピッチでも苦戦が続いており、すでにオランダ人のロナルド・クーマン監督の解任が浮上するなど苦境に立たされている。

そんな中、スペイン紙「マルカ」によると、バルセロナの指揮官を2度も務めたファンハール氏は「この2年間の(バルセロナ所属のオランダ代表)MFフレンキー・デヨングのようにすべてが順調で大きな貢献をしているときは何の心配もない。だが、うまくいかないとき、バルセロナの人たちは常に外国人に目を向ける。それは(クーマン)監督も当てはまる」と語ったという。

実際メッシの退団が決まった際、サポーターは高額な移籍金や年俸に見合う働きを示せなかったフランス代表FWアントワヌ・グリーズマンを責め立てて、退団に追い込んだ。ファンハール氏は「歴史は繰り返されている。これらはバルセロナで起こる典型的なことだ」と話し、古巣の現状を嘆いていた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社