平戸市長選告示 現職と新人一騎打ち 市議選も

告示後、街頭演説する松本候補(右)と第一声を上げる黒田候補=10日、平戸市内(松本候補は撮影のためマスクを外しています)

 任期満了に伴う平戸市長選、市議選(定数18)は10日告示された。市長選は無所属新人で行政書士の松本和之氏(67)、4期目を目指す無所属現職の黒田成彦氏(61)=自民推薦=が立候補を届け出た。市議選には20人(現職12、元職1、新人7)が立候補。いずれも1週間の選挙戦に突入した。
 松本候補は同市魚の棚町で第一声。集まった地元住民、指導する空手道教室の関係者らを前に「平戸の未来に向けた思いを市民に伝える。12年ぶりの(市長選は)大きな節目。この時を逃すことなく、平戸の未来のスタートにふさわしい選挙にしたい。支持者の気持ち、情熱をしっかり受け止め、全身全霊、市民の皆さんのために頑張っていく」と訴えた。
 黒田候補は同市崎方町の交流広場で出陣式。地元の西川克己県議、前県議会議長で西海市選出の瀬川光之県議らが駆け付けた。黒田候補は「金子原二郎農林水産大臣が誕生した。農林水産行政をしっかりと国と連携していくことは平戸の復活の早道。質の高い食料産業を平戸で実現していく絶好機。コロナ禍の、初めての戦いのつもりでチャレンジする」と強調した。
 市長選、市議選ともに投票は17日午前7時から午後6時まで市内43カ所で行われ、午後8時から平戸文化センター(岩の上町)で即日開票される。
 有権者数は2万5656人(男1万2019、女1万3637)=9日現在、市選管調べ=。

© 株式会社長崎新聞社