【横浜DeNA】三浦監督、続投へ 今季初采配でCS消えるも既定路線

三浦監督(資料写真)

 横浜DeNAの三浦大輔監督(47)が来季も指揮を執ることが12日、球団関係者への取材で分かった。マツダスタジアムで同日行われた広島戦に敗れ、2019年以来のクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が完全に消滅したが、来シーズンは2年契約の2年目となり続投は既定路線だった。

 三浦監督は2016年から5年間采配を振ってきたアレックス・ラミレス前監督(47)の後を受け、チーム生え抜きの投手出身者としては1975、76年の秋山登監督以来45年ぶりに就任。チームスローガンに「横浜一心」を掲げたが、新型コロナウイルス感染予防の影響から開幕前に外国籍選手が入国できず、初勝利まで9試合を要するなどスタートダッシュに出遅れた。

 交流戦では9勝6敗3分けと盛り返すも、日本一に輝いた1998年以来のリーグ制覇には届かなかった。

 昨季の2軍監督の経験を生かし、ここ2年間不振だった桑原将志外野手(28)を復活に導いたほか、代打の切り札として楠本泰史外野手(26)を抜てき。新人の牧秀悟内野手(23)を主力として起用した手腕などを球団は評価。球団関係者は「今シーズンは開幕から戦力をそろえられなかったことが響いた。来季こそは優勝。長くやってもらいたい」と話している。

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