オリックスM点灯王手! 爆音ディスコ大会は「DJ代替わり」を経て継続中

オリックス「初代DJ」のTー岡田(東スポWeb)

オリックスがマジック点灯に王手をかけた。天王山決戦となった12日のロッテ戦(京セラドーム)は0―2で迎えた8回、二死一塁から2番・宗の執念の8号2ランで同点に追いつく。そのままドローに持ち込み、ゲーム差は2・5と変わらず、13日に勝利ならマジック7が点灯する。

中嶋監督は「よく追いついた。(2併殺だった)自分(宗)が悔しい思いをしているので取り返した」とうなずいた。宗は打席後に感極まってベンチで涙を流し、打たれたロッテ先発・小島も試合後に泣き崩れるなど、両者とも死力を尽くした戦いだった。

故障離脱中の吉田正に続き、この日は紅林がベンチを外れた。10日のソフトバンク戦で左手首に死球を受けて交代。骨折は免れて試合前練習に参加したものの、吉田正に代わって3番で気を吐いてきただけに、打線の迫力不足は否めない

それでもロッカーは明るさを保っている。これまではホームの試合前にロッカーでT―岡田がダンス音楽を爆音で鳴らしてノリノリの〝ディスコ大会〟が行われていたが、今は試合後に遠征先でも行われている。チーム関係者は「勝った時の京セラでは毎回やってますし、ビジターでもやってます。以前はT選手が中心だったみたいですが、今はみんなで盛り上がってますよ。T選手は一歩下がって、そんなみんなを見守っている父親みたいな感じ。なので、若い選手が多くても固くなることもない」という。

不安材料を爆音で吹き飛ばし、終盤のチームスローガン「全員で勝つ!」を体現していく。

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