評判の消毒スタンド、大学野球会場にも 川崎工科高が寄贈

川崎工科高から寄贈された消毒スタンド(神奈川大学野球連盟提供)

 野球観戦を楽しむファンらの新型コロナウイルス感染症予防に貢献しようと、川崎工科高野球部は12日までに、神奈川大学野球連盟にペダル式の消毒スタンド2台を寄付した。秋季リーグの会場で活用されている。

 木製のスタンドは同高選手らが自作。今夏の全国高校選手権神奈川大会の会場に設置され、消毒作業の助けとなった。評判を聞いた同連盟の求めに応じ、消毒液ボトルの入れ替えをしやすくしたり、ボトルのサイズを調整できるように改良したという。

 同連盟は返礼品としてボール2ダースを同高に贈った。佐々木正雄理事長は「コロナ禍でもアイデアを巡らせて形にするのは立派なこと。この自信を野球につなげて、一戦必勝で頑張ってほしい」とエールを送った。

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