【新型コロナ】横浜市、ワクチン接種率70%に 全国平均より10%高く

会見で市内のワクチン接種率について説明する山中市長=横浜市役所

 新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、横浜市の山中竹春市長は13日の定例会見で、市民の約70%が2回目の接種を完了したと発表した。全国平均(約60%)よりも高い水準で、「市民がワクチン接種の必要性を認識してくれているおかげ」と強調。一方、若者向けに開設した接種センターの予約率は20%程度にとどまっており、引き続き接種勧奨に努めるとした。

 市によると、12日現在の接種率は65歳以上85.8%、12~64歳62.8%となっており、全世代平均は69.3%。内閣官房のデータでは、全国の全世代平均は11日現在で59.3%という。

 市は9月17日に「新型コロナウイルス感染症対策加速化プラン」を発表。全世代で51.2%にとどまっていた接種率を10月末までに80%に引き上げるため、16~39歳を対象とした「若者向けワクチン接種センター」や週末の深夜・早朝の接種会場を10月に開設した。

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