【川崎市長選】会社役員の川村るみ子氏が出馬表明 子育て支援策など訴え

川村るみ子氏

 任期満了に伴う川崎市長選(17日告示、31日投開票)を巡り、会社役員の川村るみ子氏(42)が13日、無所属で立候補すると表明した。同市長選の出馬表明は3人目。

 会見した川村氏は、現市政について「子どもに冷たく、老人には優しくない街ですごく悲しい」と批判。待機児童の実態や、中学校給食の質の問題、財政難が続く現状などに言及し、「女性も活躍してほしい。私の出馬で選挙に興味が無かった市民に参加してもらえれば」と述べた。

 政策では、待機児童の実質ゼロや、中学校給食の見直し、中学校卒業までの子どもの医療費ゼロ、各区への産後ケアセンターの設置といった子育て支援策を訴える。また、経営者としての経験を生かし、法人税の優遇による企業誘致や、ふるさと納税の収入増なども掲げた。

 川村氏は川崎市川崎区在住。駒沢短大を卒業後、外資系企業を経て、英語による学童保育を運営する教育関係会社を起業した。現在は同社取締役。

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