神奈川県内公立小中学校でのいじめ認知件数、6年ぶり減少 暴力行為も減少 背景にコロナ?

 神奈川県内の公立小中学校における2020年度のいじめ認知件数が6年ぶりに減少したことが13日、県教育委員会の問題行動・不登校等調査で分かった。暴力行為の発生件数も減少しており、県教委は「新型コロナウイルスに伴うソーシャルディスタンスの広がりで、いじめや暴力のきっかけが減少しているのではないか」と分析している。

 調査結果によると、公立小中学校・高校・特別支援学校でのいじめ認知件数は2万3061件で、過去最多だった前年度より5184件減少。うち小学校は1万9287件(前年度比3495件減)、中学校は3619件(1495件減)で、いずれも6年ぶりに減少した。

 高校は94件(161件減)、特別支援学校61件(33件減)だった。

© 株式会社神奈川新聞社