【森保ジャパン】オーストラリア戦の声出し応援が波紋 無観客逆戻りを懸念する声

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来場したサポーターにあいさつする森保監督

12日に行われたカタールW杯アジア最終予選オーストラリア戦(埼玉)で起きた日本サポーターによる違反行為が波紋を広げている。同戦では、日本側のサポーターから新型コロナウイルス感染拡大防止策の一環としてスタジアム内で禁止されている声を出しての応援や応援歌を大声で歌う行為が見られた。

日本サッカー協会の田嶋幸三会長は13日に謝罪した上で「ルールの中で、しっかりとやることを私たちも徹底していきたいと思っている」と再発防止に努める考えを強調。日本協会も公式ホームページで同日に「禁止行為があったことは極めて残念なことであり、また、大会を主管するJFAとしてルールを徹底できなかったことを衷心(ちゅうしん)よりおわび申し上げる次第です」と謝罪声明を発表した。

11月の最終予選ベトナム戦(11日)、同オマーン戦(16日)は、ともにアウェーのため、次のホーム開催は来年1月27日の中国戦、同2月1日のサウジアラビア戦と続く。そのときまでに感染状況が改善すれば声出し応援も解禁となる可能性はある。

それでも代表サポーターの1人は「ルールを守って応援するのは当然。コロナの状況次第とはいえ、来年も同じようなことが起きればスタジアムに来られる人数が減るかもしれないし、また無観客開催になったら…」と不安をもらした。ネット上にはルール破りサポーターへの反発が高まっており、心を1つに日本代表を応援するはずのサポーター同士の争いに発展する恐れもある。

おまけにDF酒井宏樹(浦和)のインスタ投稿が炎上する事態も起こった。オーストラリア戦の応援歌を感謝する内容が、声出し肯定と解釈され批判が殺到し、そのメッセージを削除。改めてインスタで「ただただ皆様に感謝を伝えたかっただけです。ルールを破ってまで声出して応援してということでは決してありません」と釈明する事態となった。

オーストラリア戦の結果から、スタジアムのサポーターの後押しが大きかったことが改めて示された。それだけに新型コロナの感染状況が改善傾向となっている中、〝逆戻り〟だけは避けたいところだ。