頸城区下中村の風間徳三郎さん(69)は、趣味で牛乳パックの空き箱を活用したクラフト作品を制作している。自身が利用する介護老人保健施設「高田の郷」(上越市新南町)に作品を展示し、他の利用者や職員の目を楽しませている。
3年前に幼い孫が着て遊べるかっちゅうを初制作して以来、自身の興味や孫のリクエストに沿い、恐竜や動物など約40点の作品を作り上げた。
現在取り組んでいるのは「仮面ライダー」。牛乳パックの色やデザインを生かし、丁寧に組み合わせてキャラクターを表現している。施設の勧めで9月下旬から、完成した昭和のライダーと怪人計12体を展示。精巧な出来栄えに皆驚き、好評を博しているという。
64歳の時に脊椎の病気を患い、現在も痛みやまひの症状と闘っている。作品制作に熱中することで息抜き、気分転換になると話す風間さん。「人に見てもらうことで今後のヒントがもらえ、継続の原動力になる」と意欲を示した。