ながさき環境県民会議表彰 ヤベホーム(諫早)が最優秀賞

糸山議長から表彰状を受け取る矢部社長=県庁

 地球温暖化防止やごみの減量化などに積極的に取り組む事業者や学校、団体、個人を表彰する「ながさき環境県民会議表彰」で、長崎県諫早市のヤベホームが最優秀賞に選ばれた。同会議は15日、県庁で表彰式を開き、議長の糸山景大長崎大名誉教授が受賞団体へ表彰状を手渡した。
 環境への負荷が少ない持続可能な社会を目指す同会議は、2013年度から環境美化に向け活動する県内団体などを表彰。本年度は5件の推薦があり、同会議の審査委員7人が最優秀1、優秀3、優良1を選定した。
 ヤベホームは14年から長崎市でヒノキの苗を植樹する森林づくりを実施するほか、同社やモデルハウスに太陽光発電、LED電球を導入。セミナーを開き省エネ活動を発信するなど住民の環境保全意識の向上に貢献している点が評価された。
 また13年から「カーボンオフセット」事業に継続して取り組んでおり、これまで対馬市や県林業公社などから二酸化炭素(CO2)排出削減量を購入。木造住宅の建築に伴い発生するCO2を相殺している。
 表彰状を受けたヤベホームの矢部福徳社長は「行政や県民が一体となりCO2削減やCO2吸収量の増大が不可欠。8年間の実績を踏まえ、微力ながら地球温暖化防止に貢献したい」と話した。

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