MF中島翔哉 解任危機の森保監督救うか…ポルティモネンセで上々の実戦復帰

代表で「10」も背負ったMF中島(東スポWeb)

窮地が続く森保ジャパンで、かつて10番を背負ったMF中島翔哉(27=ポルティモネンセ)が救世主になりそうだ。

カタールW杯アジア最終予選で2勝2敗と調子が上がらず、森保一監督の解任論がくすぶっている日本代表。11月はベトナム戦(11日)とオマーン戦(16)で試練のアウェー2連戦となるが、攻撃陣は崩壊状態。MF久保建英(20=マジョルカ)がひざの負傷で招集は絶望的で、MF堂安律(23=PSVアイントホーフェン)やFW大迫勇也(神戸)も負傷で同様に復帰は厳しい見通しだ。

そうした中、ポルトガル紙「ボラ」は「中島が約8か月を経てプレーに戻った。ポルティモネンセのU―23チームとの試合に出場した」と報道。中島は昨季所属したアラブ首長国連邦(UAE)1部アルアインで2月に脛骨骨折や足首の靭帯断裂などの重傷を負い、移籍後もリハビリを続けてきた。

そしてようやく実戦に復帰。同紙は「完全に回復したことを示した」とキレのあるドルブルなど好調時と同様のプレーを披露して復活を印象づけたことを伝えている。

そして今後は「ポルトガルカップ3回戦の試合で、17日(日本時間18日)にオリベイレンセと対戦する。これが復帰後最初の公式戦となるだろう」といよいよ対外試合に臨むことになる。

中島は森保ジャパンの立ち上げ時からレギュラーとして起用され、攻撃の中心として10番を背負い大活躍。まさに森保ジャパンの代名詞的存在だった。「もともと森保監督の翔哉に対する評価は高い。普通にプレーできるようになれば呼ぶのではないか」とJクラブ関係者が指摘するように、攻撃陣が窮地に陥っている森保ジャパンで代表復帰を熱望する声が高まってきている。

中島の突破力は大きな武器になりそうで、前10番の復権に大きな期待がかかる。

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