阪神2桁安打も拙攻2点…燕と3差 矢野監督はアルカンタラを擁護「勝負にいった結果」

広島・鈴木誠(右)に痛恨の一発を浴びた阪神・アルカンタラ(東スポWeb)

阪神は17日の広島戦(甲子園)に2―4で惜敗。首位ヤクルトがDeNAを下したため、ゲーム差は3にまで広がった。

試合終了時の気温は14度。今秋一番の肌寒い夜に、冷たい秋風が吹いた。相手打線を上回る10安打をマークしながら、この日も勝負所でのタイムリーを欠いた矢野阪神。主砲・大山が3試合ぶりにスタメン復帰したが、打線のつながりの悪さは改善されぬままだった。

7回にロハスの8号2ランで一時は1点差に肉薄したが、直後の8回に4番手・アルカンタラが鯉主砲・鈴木誠にこの日2発目となる38号ソロを浴びて勝負あり。矢野監督は「アルカンタラも勝負にいった結果。『たられば』でどうこう言うのは簡単だけど、俺は選手たちの向かっていく気持ちを大事にしたい」と悔しさを押し殺す。

ヤクルトの優勝マジックは「4」にまで減り、阪神の逆転優勝への望みは限りなく低くなった。最速なら20日の阪神―ヤクルト戦(甲子園)で高津監督が宙に舞うことになる。

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