手間かけ心を込めて味守る 日清パン

 日清パン(上越市西本町3―11―6、電025・543・2770)は昭和29年の創業時から受け継がれる製法を守り、「昔ながらのパン」約20種を提供し続けている。

 名物は乾燥パイナップルの果肉をクリームに混ぜ、コッペパンに挟んだ「パインクリームサンド」(税込み150円)。優しい甘さのバタークリームをふんわりと口当たり良く仕上げている。トースターで軽く焼く食べ方がお勧め。

 看板商品は、市内各所の常連客が買い求める食パン。3代目店主の斉藤謙介さんは「通常は1回で済む作業を2回、3回繰り返し、手間と時間をかけている。あえて新しいことをせず、先代の教えを忠実に守っていきたい」と話している。

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