阪神・近本 セ天王山で初回先制3ラン!「勢いに乗って打ちにいった」 大山外した打順奏功

初回に価値ある3ランを放った阪神・近本(東スポWeb)

阪神・近本光司外野手(26)が19日のヤクルト戦(甲子園)の初回に先制の10号3ランをマークした。

前日18日の広島戦(甲子園で)で4打数4三振に倒れた大山をスタメンから外した矢野監督は、代役の4番にマルテを据え、不動のリードオフマン・近本をこの日は3番打者として起用。絶対に負けられない大一番で打った勝負手が、ゲーム序盤でさっそく奏功した。

島田、中野の連続安打でつくった無死一、二塁のチャンスでこの日最初の打席に入った近本は、カウント0―1から相手先発・奥川の投じた146キロ直球を強振。冷たい秋風を切り裂いた白球は虎党の待ち構える右中間スタンドへ着弾した。

慢性的な得点能力不足に悩んでいたチームにとっては願ってもない一撃。殊勲の背番号5も「島田、中野と良い形でつないでくれたので、その勢いに乗って打ちにいった。初回から(先発の)青柳さんを援護することができてよかったです」と表情をほころばせた。

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