〈衆院選新潟6区〉高鳥修一氏第一声 課題解決へ実行力

高鳥氏は上越市新光町1の上越文化会館前で出陣式を行い、新型コロナウイルス対応や米価下落対策の他、新潟6区に山積する地域課題を、政府・与党幹部や霞ケ関とのパイプで解決する、と熱弁を振るった。

 今回「新潟から国を動かす」「国民の痛みが分かる政治」の二つのスローガンを掲げた。当選後はコロナ禍で苦しむ国民への給付金や事業者支援などの景気対策を実行すると強調。地元の防災対策にも力を入れるとし、上越市では儀明川ダムの実現、保倉川放水路の早期整備を挙げた。公立病院の再編問題については、医療提供体制や福祉、子育て環境を守るとした。

 「安定の自公政権か、日米安保、天皇制に反対する野党政権かの『政権選択選挙』だ」と選択肢を示し、「コロナ下の日本を野合・連立・共闘に、絶対任すことはできない」と支持を訴えた。

 20日は衆院議員を11期務め、2019年に死去した実父、修氏の命日。「墓前に必勝を誓い戦い抜く。支援をお願いしたい」と述べて深々と頭を下げた。

 連立政権を組む公明党の関係者、上越地域の市議、県議、経済人が集結。コロナ下での選挙となるため、こぶしだけを高々と突き上げ、必勝を期した。

高鳥修一氏

 【略歴】昭和35年9月29日生まれ。平成17年総選挙で比例区初当選。24年以降小選挙区で当選、現在4期。内閣府、農水副大臣、党筆頭副幹事長など歴任。現在党政調会長代理。早稲田大卒。上越市南城町3

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