チョウ「アサギマダラ」今年も飛来 佐世保・えぼし高原ホースパーク

フジバカマの花の蜜を吸うアサギマダラ=佐世保市、えぼし高原ホースパーク

 暖かい場所を求めて旅をするチョウ「アサギマダラ」が、長崎県佐世保市烏帽子町のえぼし高原ホースパークに今年も飛来し、来場者を楽しませている。
 九十九島動植物園(森きらら)によると、羽があさぎ色(薄い藍色)でまだら模様であることが名前の由来。春や夏は本州に生息し、秋になると九州・沖縄に南下する。台湾に渡ることもあるという。
 同ホースパークには、アサギマダラが好む「フジバカマ」を植栽した2014年頃から飛来するように。多い時だと約150匹が姿を見せる。例年10月末頃まで“滞在”するという。
 森山明美副理事長(66)は「どこから来てどこに行くのか不思議。美しい光景が楽しめるので、ぜひご覧になってください」と話している。

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