横浜DeNAは22、23の両日、横浜スタジアムで5位中日との“逆天王山”を迎える。2.5ゲーム差の6位ベイスターズにとって、直接対決での敗北は6年ぶりの最下位が決まることを意味する。三浦監督は「勝ちにいく中で、やらないといけないことがある。課題克服のため、選手、コーチ、監督自身も学んでいかないといけない」と表情を引き締めた。
21日は同スタジアムで主力以外の指名練習が行われ、2年目の森ら若手が精力的に汗を流した。ルーキーながら133試合に出場する牧の姿はなかったが、田代巡回打撃コーチは「ここまで数字を残すとは思わなかったな。3割は打たせたい。2割で終わるのとは全然違う」と期待を寄せた。
4番に座った10月の月間打率が3割7分9厘と好調で、19日に3割を越えたばかり。1986年の清原和博(西武)以来、新人で史上4人目となる「3割、20本塁打」を達成するため、試合に出場させない選択肢もあるが、田代コーチは「牧はこれから何年もやっていく選手だから。そこで一つ強くなってほしい」と先を見据える。最終戦までグラウンドに立ち続け、自ら偉業を手繰り寄せることを望んでいる。