電動キックボードのシェアサービスが横浜・みなとみらい21(MM21)地区で始まるのに合わせ、神奈川県警は21日、横浜市西区のドックヤードガーデンで安全講習会を開催した。法的には電動キックボードが原付と同じ扱いになることを周知し、安全運転を呼び掛けた。
県警によると、電動キックボードは利便性の高さから普及が進む一方、無免許運転やヘルメットの未装着、歩道走行などが問題化している。ナンバーや前照灯、方向指示器、ミラーなど必要な装置の不備も散見されるという。
県内では電動キックボード絡みの事故は確認されていないが、全国では重傷ひき逃げ事故も発生している。今回のシェアサービスで利用者の増加が見込まれることから、講習会を初めて企画した。
会場には体験乗車のコーナーを設け、シェアサービスの事業者が利用希望者に安全な乗り方を指導。チラシも手渡して正しい交通ルールを伝えた。
同区の30代の女性会社員は「興味があって利用登録した。ルールを守って安全に乗りたい」と話した。