横浜高島屋(横浜市西区)は20日、形や大きさがふぞろいな「規格外野菜」を使ったカレーの販売を始めた。市場で販売されにくい食材を活用。フードロスの削減や、エコ意識の醸成につなげる考えだ。
規格外野菜の加工販売をする「FARM CANNING」(逗子市)とスパイスの販売を手掛ける「アナン」(鎌倉市)が連携。トマトや秋ナスなどを使った瓶詰のカレー「はたけのカレーペースト」(1080円)を地下1階食料品売り場で提供している。限定100個。同商品の百貨店での取り扱いは、今回が初めてという。
また、横浜駅西口のカフェ「ルーフトップカフェヨコハマ」(横浜市西区)は、カレーペーストを使ったテークアウト弁当「はたけのカレー」(1200円)を販売している。
横浜高島屋の担当者は「規格外野菜は、生産量の3分の1に上るとも言われている。県内の事業者が協力しながら、環境配慮にもつなげていきたい」と話す。
エコな暮らし方を考えることをテーマに、同店が昨年から行っているキャンペーン「TSUNAGU ACTION」の一環で、11月2日まで。