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「前職と2新人の三つどもえ」でほぼ構図が決まったかに見えた長崎3区に「第4の候補予定者」として名乗りを上げた。「従来の選挙とは違う戦い方」と独自路線を強調する。
小学5年生の時「将来の夢は総理大臣」と書いた。「思えば当時から政治家への憧れがあった」と振り返る。小学校教諭だった父の背中を追い一度は教師の道に進んだが、政治家、故・野中広務氏の著作に感銘を受け、漠然と抱いていた夢がはっきり像を結んだ。
地方議員からキャリアを積んだ野中氏にならい、2002年の東彼川棚町議選補選で無投票初当選。だが直後に双極性障害を発症し、翌年の改選で苦杯をなめた。10年近く病気に苦しみながら自分なりに政策を磨いた。
8月に政治団体「改新党」を設立。「当選後に誘いたい仲間」として経済、芸能、スポーツと多様な分野の著名人を挙げる。「まだ一方的な思いです」とはにかみつつ、「国のありようを大きく変える」と意欲を燃やす。