衆院選 長崎4区 末次精一候補(58)=立民・新= 政治で暮らし豊かに

末次精一候補

 「まっすぐ」。5回目の衆院選挑戦となる今回のキャッチフレーズには政治に真摯(しんし)に向き合うとの自身の姿勢と決意を込めた。それは政治家を志した頃から一貫した思いでもある。
 政治に関心を持ち始めたのは大手製鉄会社に勤務していた30歳前後の頃。技術指導先で出会った米国人に言われたひと言がきっかけだった。「日本人はずるい国民」。思いもしなかった言葉に傷つき、憤りを感じた。「社会を変える仕組みづくりをしたい」と思い立ち、田中角栄元首相に関する本を読みあさった。
 師事する立憲民主党の重鎮・小沢一郎氏の秘書、県議を経て、国政に立て続けに出馬。挫折を繰り返すが「政治は暮らしを良くするためにあるべき。現実とのギャップを縮めたい」との思いが挑戦を支える。野党統一候補として挑む今回は「最大最後のチャンス」。「国民本位の政治に変えよう」と真っすぐに訴える。
 50歳を過ぎて新極真空手を始めた。動物好き。自己評価は「信念が強い」。

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