〈衆院選〉新潟6区立候補者 私の主張、横顔㊤ 梅谷守氏(立民・新人) 温かい社会実現へ

19日に公示された衆院選新潟6区に立候補している3人は投票日の31日に向けて連日、支持拡大に奔走している。立候補しているのは、届け出順に立憲民主党新人の梅谷守氏(47)、自由民主党前職の高鳥修一氏(61)、無所属で新人の神鳥古賛氏(53)。前回の与野党対決に、初挑戦の新人が加わり選挙戦は日を追ってヒートアップしている。3人の政治への思い、実現したい政策や主張をはじめ、人となりや趣味など、候補の「主張、横顔」を2回で紹介する。

 2回目の挑戦だった前回衆院選は僅差で落選した。無所属での立候補だったことから、比例復活とはならなかった。「自分の票が死に票になってしまった。そのことが苦しくて、悔しくて」。9万2000票余りの期待に応えるため、落選から間もなく、もう一度チャレンジすることを迷いなく決意した。

 それから4年。「次こそ必ず勝たなきゃいけない」と地道に選挙区を回ってきた。とりわけ知名度アップに力を入れてきたといい、「梅谷守を見たことがある人、梅谷守と会ったことがある人を一人でも増やしたい」と活動してきた。

 新潟6区を歩く中で感じていることがある。「いろいろな課題が地域によってあるが、共通するのは希望が陰って、不安が覆っていること」。その上で「根っこにある不安を刈り取り、安心が包み込む温かい社会にすることを政治がやらなければならない」

 出身は東京。「こっちの人間ではないことはどこかでコンプレックスになっている」と語り、自然体でいることを心掛けていると話す。先入観を持たず、誠意を持って接することを大事にしている。

 政治活動は苦しいときもあるが、6区民から寄せられた「選択肢になってくれてありがたい」「ここで政治をやってくれて良かった」といった声に勇気づけられてきたという。

 趣味は小さいときに習ったピアノ。主にクラシックを弾いている。バスケットボールの動画も時間があるときに見ている。

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