【サウジアラビア・リヤド21日(日本時間22日)発】WWEのPPV「クラウン・ジュエル」で、〝ザ・マン〟ことスマックダウン女子王者ベッキー・リンチ(34)が薄氷の勝利でベルトを守った。
同王座トリプルスレット戦でビアンカ・ブレア、サーシャ・バンクスと対戦。イスラム教の戒律で肌を露出できないため、3選手ともロングシャツやタイツを着用しての試合となった。
序盤からベッキーはビアンカにミサイルキック、サーシャにレッグドロップを叩き込むも、ビアンカのスパインバスターやサーシャのバンク・ステートメント(バックスタバーからのクロスフェースロック)で反撃されて互角の攻防を展開する。
終盤には王者が2人をダブルのディスアーマー(腕固め)で捕らえたが、これを回避したビアンカにKOD(変型顔面砕き)を決められてしまう。
しかし、サーシャがビアンカのチャンスを妨害してフォールを狙うと、この隙にベッキーがロープをつかみながらサーシャを丸め込んで3カウントを奪取。意表を突く勝利で何とか女王の面目を保った。