ストーリーの移籍先候補9チーム MLB公式サイトがリストアップ

ワールドシリーズ進出をかけた熱い戦いが繰り広げられている一方で、今季終了後にFAとなる選手の動向にも注目が集まっている。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者は、ロッキーズからFAとなる予定のスター遊撃手、トレバー・ストーリーの移籍先候補として9チームをピックアップ。今オフのFA市場における「5人のスター遊撃手」のうちの1人として注目されるストーリーは、来季どのチームのユニフォームを着てプレーすることになるのだろうか。

今オフのFA市場における「5人のスター遊撃手」とは、コリー・シーガー(ドジャース)、カルロス・コレア(アストロズ)、マーカス・セミエン(ブルージェイズ)、ハビアー・バイエズ(メッツ)、そしてストーリーの5人のことを指す。現在28歳のストーリーはメジャー6年目の今季、右肘の不調の影響もあって142試合で打率.251、24本塁打、75打点、20盗塁、OPS.801と低調なパフォーマンスに終始したが、2018年に37本塁打と27盗塁、2019年に35本塁打と23盗塁をマーク。2020年には盗塁王のタイトルを獲得するなど、走攻守三拍子揃った好選手として知られている。

フェインサンドが移籍先候補の1番手に挙げたのはロッキーズ。要するに再契約ということになる。ロッキーズはストーリーとの再契約を優先事項の1つに挙げており、ストーリーがFAとなったあと、再契約を目指す可能性が高い。ストーリーがクオリファイング・オファーを受諾し、もう1年「打者天国」のデンバーでプレーして自身の価値の立て直しを狙う可能性もあるだろう。ただし、「ノーラン・アレナードを放出したチームにストーリーは残りたがらないからもしれない」と予想する声もある。

2番手にはレンジャーズ、3番手にはタイガースと再建途上のチームの名前が挙がった。低年俸の選手が多いため、ストーリーと契約する資金は十分に用意できる。「新たなチームの顔」の1人としてストーリー獲得に動く可能性があるということだろう。4番手以降はフィリーズ、カブス、エンゼルス、ヤンキース、マリナーズ、カージナルスというラインナップ。この9チームのなかからストーリーとの契約に成功するチームが出てくるのか注目だ。

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