歴史ある塩の道のつながりを生かして長野県中信地域と糸魚川の観光振興を図ろうと、塩尻市、松本市、大町市市民を対象にした「長野の海 糸魚川海鮮満喫の旅」(ベニズワイガニ満喫編)日帰りバスツアーが23日、糸魚川市内で行われた。
糸魚川商工会議所が新潟県の「消費喚起・需要拡大プロジェクト」応援事業補助金の支援を受けて企画した。ツアー内容の企画や実施は糸魚川市観光協会に委託し、長野県3市の商工会議所も協力。3市各30人を定員に募集し、合わせて85人が参加して糸魚川を訪れた。
同ツアーは「塩の道から糸魚川の飲食店を盛り上げよう」キャンペーンと掲げ、コロナ禍の影響を受けている市内の宴会場を主とした飲食店を食事会場とした。一行は、寺町2の割烹魚がし、大町1の膳処くろひめ、大町2の割烹倉またの3会場に分かれて昼食。特産品のベニズワイガニ1杯をはじめ、カニをメーンに地場産の魚介類を使った海鮮料理が振る舞われた。
「糸魚川五醸の会」の協力により五蔵の地酒もそろえ、飲み比べを堪能。魚がしで食事を取った塩尻市の参加者は窓の外に広がる海の眺望を楽しみながら味わった。70代の女性は「コロナ禍で遠出は控えていた。ようやく落ち着いて出られるようになり、糸魚川でカニが食べられるこのツアーを楽しみにしていた」と喜んだ。
この他フォッサマグナミュージアムを見学し、マリンドリーム能生で買い物などを楽しんだ。
12月はあんこう満喫編を企画しており、すでに満員となっている。