日本カーリング協会(JCA)は24日、横浜銀行アイスアリーナで体験型イベントを開催。長野五輪女子代表の大澤明美氏や平昌五輪男子代表の山口剛史(SC軽井沢)らを講師に招き、子供から大学生まで幅広い年代の人たちがカーリングを楽しんだ。
今回のイベントはカーリングの認知度と将来的な競技人口の拡大に向けて、JCAが中心となって企画。首都圏での実施は昨年に続き、2回目となる。首都圏ではなかなかカーリングと触れ合う機会は少ないが、参加した男児は「楽しかった。滑りながら投げるのが難しかった」と笑顔を見せた。
かねてJCAはカーリングの普及に尽力してきたものの、まだまだ本州では競技人口が少ないのが現状。本紙の取材に応じた山口は「カーリング専用場は北海道がメインで本州にはほとんどないので、こういうアイスアリーナでカーリングが体験できる場を全国的に広げていきたい」と今後の活動に意欲を示した。
また、海外ではアイスアリーナで国際大会を行うことも多い。カーリングをより身近なものにしていくためにも「選手の目線からいくと、アイスアリーナでもいつかは日本選手権など、大きな大会をやってみたい。今はまだカーリングは見るものになっていると思う。やる場所はなかなかなかないので、やる場所を今後増やせていけたら」と展望を口にした。