プレミア得点ランク独走のサラーの相場が高騰 争奪戦もさらに激化

ハットトリックを決めたサラー(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーが歴史的な大活躍で相場が高騰し、争奪戦が激化しそうだ。

サラーは24日のマンチェスター・ユナイテッドとの大一番でハットトリックの大暴れで5―0の大勝をけん引。今季は10ゴールを量産し、得点ランキングを独走する活躍ぶりを見せている。

そうした中、スペインメディア「ミオトラリーガ」は「今、リバプールを支配するのは彼だ。そのため、エジプトの王は世界で最も給与の高い選手の1人になりたいと考えている。1シーズンあたり3000万ユーロ(約39億円)の給与を求めている」と報道。2023年夏に契約が切れるサラーが、リバプールとの契約延長交渉で強気な姿勢に出ていると伝えた。

ただ、リバプール側は年俸の高騰は抑制したい考えで、サラーが破格の条件を主張し続ければ放出もやむなしの方針。「エジプト人の交渉のテーブルに、いくつかの興味深いオファーがある。パリ・サンジェルマンやマンチェスター・シティなどのクラブは、リバプールからの彼の退団の可能性に非常に注意を払っている。これにより、プレーヤーは間違いなく交渉でより多くのことをプッシュする可能性がある」と指摘。そうそうたるビッグクラブが退団に備えて手ぐすねを引いて待っている。

絶対的エースのサラーが早期に退団すれば、日本代表MF南野拓実の出場機会にも影響が出てくることもあり、今後の動向に注目が集まりそうだ。

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