赤、ピンク、白…神奈川・厚木の温泉地 ざる菊5千株見頃 即売会も

見ごろを迎えているざる菊=厚木市飯山

 厚木市飯山の「あつぎ飯山花の里」で、地元有志らでつくる「みどりと清流のふるさと創造委員会」(小島富司委員長)が育てている赤、ピンク、白、黄色のざる菊約5千株が見頃を迎えている。

 同委員会は毎年この時季、他団体とともに「あつぎ飯山秋の花まつり」を開催してきたが、新型コロナウイルスの影響で昨年に続いて今年もまつりは中止。代わりに、ざる菊の即売会を11月3日まで、午前9時から午後3時に開催している。

 同地区は桜や温泉で人が集まる観光地。同委員会は30年ほど前から、近くを流れる小鮎川の美化活動や、さまざまな花の育成を続け、観光振興を展開してきた。「ざる菊が終わると、次は春へ向けてポピーを植える。花を見て心を休めに来てほしい」と小島委員長は来場を呼び掛けている。

 ざる菊の即売は、大きい鉢植えが1200円、小さなものは千円。

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