〈衆院選〉選挙戦最終盤へ 「最後まで懸命に」神鳥古賛氏 票読み、掘り起こし 各陣営、攻防激しく

 衆院選は31日の投開票に向けて最終盤を迎えている。小選挙区新潟6区に立候補しているのは届け出順に、立憲民主党新人の梅谷守氏(47)、自由民主党前職の高鳥修一氏(61)、無所属新人の神鳥古賛氏(53)。各報道の事前調査などから政党公認候補が一歩も引かない選挙戦を展開。無所属新人は独自の訴えを街頭で連日展開している。最終盤での攻防が激しさを増し、候補者は懸命に支持を訴えると同時に、陣営は「票読み」と票の「掘り起こし」に神経をとがらせている。

 神鳥氏は1人での選挙戦を展開し、自家用車で移動し、選挙用ポスターを貼りながら、街頭演説を行っている。上越市を中心に、住所のある糸魚川市や十日町市などを回り、残り2日で妙高市にも入る予定という。

神鳥古参氏

 28日午前中、上越市役所前交差点で行った演説では「かつて世界が日本をやゆする言葉としてよく使われた経済一流、文化二流、政治三流。政治は今や四流、五流になった。安倍元首相の下で、官僚機構は完全に壊れてしまった」と指摘し、「負の歴史を総括することによって、日本は新しい時代を迎えることができる。総括ができるのは私しかいない。神鳥を国会に送り込み、新しい日本の船出を」と訴えた。

 ポスターを貼っている時に市民と会話し、「非常に力づけられる」と感謝する。1人で戦う厳しい状況だが「まだどうなるか分からない。一生懸命頑張りたい。残り期間で必要なメッセージをどんどん伝えていきたい」と意気込みを表した。

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