リバプール南野の冬移籍は封印 1月のアフリカネーションズ杯でサラーとマネ不在に好機到来

南野拓実(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属する日本代表MF南野拓実(26)の移籍が封印されそうだ。

南野はリーグカップ4回戦(27日)に先発し、今季出場3試合で3ゴール目をマークし、ベスト8入りに貢献。ユルゲン・クロップ監督は「タキ(南野の愛称)はハイクオリティーだ。チームのことも理解しているし、もっとよくなることは誰もがわかっている」と絶賛するなど、今季リーグ戦出場ゼロながらも評価を高めている。

すでに南野は昨季サウサンプトンにレンタル移籍したのと同じように来年1月に解禁となる冬の移籍市場で他クラブへの移籍やレンタル移籍が各メディアでささやかれていた。出場機会が少ないながらも好調をキープしていることで好条件のオファーが届くとみられているが、リバプールは今季中の退団を封印する見込みだ。

英紙「デーリー・メール」によると、来年1月にはアフリカネーションズカップ(同1月9日~2月6日まで)が開催されるため、リバプールのエース、エジプト代表FWモハメド・サラーとセネガル代表FWサディオ・マネが最大8試合欠場となるため「苦悩している」というクロップ監督が2枚看板の代役になり得る南野を手元に置く考えという。

南野はかねてリバプールで勝負したい考えを語っており、今季残留の方針は大歓迎。ダブルエース不在のチャンスに結果を残し、名門クラブで存在感を示したいところだ。

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