リバプールのFWサラーが母国エジプトで教科書に登場

母国の教科書に登場することになったサラー(ロイター)

イングランド・プレミアリーグ、リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラー(29)が、母国エジプトで英語の教科書に登場することなった。英紙「タイムズ」などが伝えている。

サラーがエジプト人選手として世界的に成功した選手となったことを受けて、母国の教育省は同選手の人生を教育カリキュラムに組み込むことになったという。

小学生は、サラーがピッチ上でクラブと国の両方にどのように貢献をしてきたかを学び、中学校ではスーパースターの慈善活動や、社会への還元について学んでいくという。中学生用の教科書には「サラーが他の人を助けたいという願望は、若者に成功する機会を与えたいからです」との一節が記載されているという。

これまでの慈善活動では、故郷のナグリクで貧困に苦しむ家庭世帯に対し、生活資金を提供したり、2017年に母国エジプトが不況に陥った際には、自らのポケットマネーで約3000万円を寄付したこともある。ピッチ内外の行動で母国の英雄となったサラーが、教科書に登城するのも自然な流れと言えそうだ。

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