雲仙で投票用紙の二重交付などミス

 県選管は30日、長崎県雲仙市の期日前投票所で29日に投票用紙の二重交付など2事案が発生したと発表した。
 市選管によると29日午後3時ごろ、同市役所の期日前投票所で国民審査の投票用紙の残数が、他の投票用紙と比べ1枚少ないと判明。担当者が、国民審査の投票用紙を2枚重なった状態で交付したことが原因と推測している。
 また同日午後1時ごろ、同市小浜総合支所の期日前投票所で市議選の非有権者に投票用紙を交付したとみられる事案が発生した。投票所閉鎖後、投票用紙の残数を確認したところ投票者数とずれがあり判明。同市の選挙人名簿に登録されているが、市議選の「引き続き3カ月居住」という要件を満たしていない人に衆院選と市議選両方の投票用紙を交付したとみている。
 いずれも投票された用紙は有効な投票として扱われる。
 市選管は再発防止に努めるとし、市内全投票所に投票用紙交付時の確認を徹底するよう注意喚起した。

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