フランス代表FWエムバペがパリ五輪出場 所属クラブとの契約条項に盛り込みか

母国での五輪出場を希望するエムバペ(ロイター)

フランス1部パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペ(22)が、2024年パリ五輪出場を臨んでいる。

を熱望 サッカー界での五輪は、U―23世代の国際大会にすぎない。すでにA代表の主力として活躍するエムバペは、実力的に〝スルー〟してもいいところだが、出場を希望しながら許可が下りなかった東京五輪に続いて、母国開催五輪に出たいと思うのは自然な流れだった。

それだけにフランス紙「レキップ」によると、母親のファイザ・ラマリさんは「(所属クラブとの契約に)五輪出場は含まれます」と明言。エムバペを巡っては、パリSGが来夏まで残す契約延長を臨む一方で、来夏のスペイン1部レアル・マドリード入りが濃厚とされる。いずれにしても母親の言う通り五輪出場を契約に盛り込む必要がありそうだ。

さらに同紙は、エムバペの五輪に対するあこがれも伝えた。13歳のとき、2012年ロンドン五輪を観戦し、思いが強くなったという。「そのとき自分も出たいと思った。レブロン・ジェームズやコービー・ブライアントのようなスターがバスケットボールで米国代表として戦う姿を見て、いても立ってもいられなくなったんだ」と振り返る。

また東京五輪で活躍した各競技のフランス代表にも「バレーボールやハンドボールで優勝し、バスケットボールでは米国と決勝を戦った。2024年は同じことをしたい」と刺激を受けた。五輪への熱意は相当なようだ。

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