衆院選が31日投開票され、神奈川13区から立候補した自民党の甘利明幹事長(72)は落選確実となり、与党の現職幹事長が小選挙区で敗戦の屈辱となった。
過去に政治とカネの問題で揺れた甘利氏だが、岸田文雄首相(64)の誕生に奔走し、党幹事長として、表舞台に復権した。これで選挙は安泰かと思いきや、公明党の推薦は遅れ、選挙ポスターが不評を買えば、落選運動も展開された。
終盤に一部メディアで立憲民主党の太栄志氏(44)のリードが伝えられるや、甘利氏は大慌てで地元入り。自民党幹事長の小選挙区落選は前代未聞となる。甘利氏は比例重複しており、復活に望みを託す。