長崎県内投票率56.89% 戦後2番目の低さ

 第49回衆院選で長崎県内小選挙区の投票率は56.89%で、前回2017年の衆院選(57.29%)を0.40ポイント下回り、戦後最低を記録した14年衆院選(51.13%)に次いで低かった。
 新型コロナウイルス禍で初めて迎え、解散から投開票まで17日という戦後最短の日程だった今回の総選挙。コロナ対策や経済対策が争点とされたが、短期決戦で政策論争が盛り上がりに欠けたことなども影響したとみられる。
 選挙区別では長崎1区と3区が前回を上回った。3区は0.97ポイント上昇し、4選挙区で最も高い60.93%。東彼川棚町を除き各市町とも前回を上回り、特に五島市が68.28%と4.02ポイント上昇した。1区は0.39ポイント増の55.25%。
 一方、2区は0.82ポイント減の57.03%。4区は2.30ポイント減の55.08%。平戸市が58.21%で15.49ポイント減と減少幅が大きかった。前回は市議選とのダブル選だったが、今回は直前に市長・市議選があったことが影響したとみられる。

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