これも大スターの証か。東京五輪卓球混合ダブルス金メダリストの水谷隼(木下グループ)が出版した著書が、中国でブーイングだ。
水谷は9月に『打ち返す力 最強のメンタルを手に入れろ』(講談社)を出版。伊藤美誠(スターツ)と組んで金メダルを獲得した混合ダブルス準々決勝のドイツ戦で、絶体絶命のピンチから伊藤を励まし、大逆転勝利を果たした当時の様子を、臨場感たっぷりに記している。
これについて敏感に反応しているのが中国。決勝で自国の人気ペアが水谷らに敗れ、その後も「(新型コロナウイルス感染防止対策)ルール違反をしていた」などと不満が爆発したとあって、水谷の感動秘話はまったく面白くない模様。中国メディアは「水谷がまた自画自賛話を始めた」(新浪体育)などと〝自慢話〟だと報道。ネット上でも「一回勝っただけで何回話すんだよ」「わかったよ、でも1回勝ってこれなら、中国チームは何回でも自慢できるな」と〝負け惜しみ〟の嵐だ。
水谷がいかに大陸で〝注目人物〟かが現れている。