立民・蓮舫氏が枝野代表辞任で憔悴 親友・辻元清美氏は「みんなそうだよ」と落胆

選挙期間中、辻元清美氏(左)の応援にも駆け付けた蓮舫氏(東スポWeb)

立憲民主党の蓮舫代表代行(53)が3日、枝野幸男代表(57)が衆院選の大惨敗の責任を取り代表辞任したのを受け、大ショックを受けている。

蓮舫氏はこの日、国会内で行われた執行役員会に出席。終了後、立民会議室から出てきた蓮舫氏は、報道陣の質問に答えず、憔悴しきった表情で去っていった。

立民は衆院選で110議席から96議席に減らした。これを受けて枝野氏が辞任し、年内に代表選挙が行われる。

今回の衆院選で落選した辻元清美氏は、蓮舫氏の心境について「(衆院選惨敗で落ち込んでいるのは)みんなそうだよ。私は日本維新がここまで躍進するとは思わなかった。明日まで、ここ(永田町事務所)を出なきゃいけない」と話した。

枝野氏の後継には元厚労相の長妻昭氏(61)、ドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」で主演を務め、選挙中、自身のインスタライブに女優の小泉今日子(55)が参加して話題を集めた小川淳也氏(50)を軸に調整が進むと見られている。

福山哲郎幹事長(59)は同役員会の終了後に行ったブリーフィングの席で「枝野氏が代表選に出るか」と質問され「まずないと思います」と明言した。

蓮舫氏は民進党で代表を務めた経験を持つが〝ポスト枝野〟に名乗りを上げるのか。

立民関係者は「枝野氏のあとは女性代表への待望論もあります。だが、副代表の辻元清美氏が落選が大きいので誰が出るのかまだ聞いていません。ただ、蓮舫氏に代表選挙に出てもらいたいと頼みに行ける女性議員は確かにいますよ」と語った。

今は傷心の蓮舫氏、今後の動向に注目が集まっている。

© 株式会社東京スポーツ新聞社