J1川崎、V2かけ3日に浦和戦 谷口主将、気合高める

浦和戦に向けて調整する川崎の谷口(右)=10月30日、麻生グラウンド

 リーグ連覇に王手をかけているJ1川崎は3日、第34節の浦和戦(午後1時5分・等々力)に臨む。現在勝ち点84の首位で、同72で追う2位横浜Mとの差が次節で広がれば、4度目のJ1制覇が決まる。主将谷口は「優勝への思いや意欲を押し殺したり、隠したりする必要は全くない。自分たちのボルテージを上げていっていい時期だと思う」と気合を高めている。

 史上最速でリーグ制覇した昨シーズンから快進撃を続ける川崎は、今季もリーグ無敗記録(30試合)と開幕無敗記録(25試合)を樹立した。育成組織出身の田中と三笘が東京五輪後に海外移籍。8月には3戦未勝利と足踏みしたが、ここから立て直して7連勝中だ。

 今季33試合で積み上げた勝ち点84は昨季(83)を上回っており、谷口は「苦しい時期もあったけれど、新しい選手がチャンスを生かしてヒーローがどんどん出てきた。チームの成長をすごく感じる」と手応えを語る。

 現在5位の浦和とは9月上旬にYBCルヴァン・カップ準々決勝で対戦し、2戦合計4―4もアウェーゴールの差で涙をのんだ。この試合を負傷欠場していた谷口は「自分はピッチにすら立てなかったので今回に懸ける思いは強い」と雪辱を誓った。

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