アントニオ・コンテ氏が年俸23億円でトットナム監督就任 懸念される世間の「誤解」とは?

イタリア出身のコンテ新監督(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのトットナムの新監督にアントニオ・コンテ氏(52)の就任が確実になった。間もなく正式発表される見込みだが、英「BBC」は新指揮官の〝誤解〟について伝えている。

昨季までイタリア1部インテルの監督を務めていたコンテ氏はイングランド・プレミアリーグのチェルシーやイタリア代表を率いていた名将。今シーズン開幕前にもトットナムの監督就任に向けて交渉していたが、決裂していた。今回は解任されたヌーノ・エスピーリト・サント監督(47)の後任としてチームを指揮する。各メディアによると、年俸は1500万ポンド(約23億3000万円)の1年半契約になる見込みだ。

BBCは「FWハリー・ケインやMFデレ・アリのようなプレーヤーにとっては良いことだろう。なぜなら、コンテは非常に優れた監督であり、彼のプロジェクトにプレーヤーを参加させるのが非常に得意だからだ」と伝え、実力者たちも本来のパフォーマンスを最大限に発揮できると指摘していた。

その一方で、コンテ氏は〝カテナチオ〟で知られる守備的なサッカーを好むイタリア出身とあって、退屈なサッカーをするとの懸念も一部ファンの間で出ている。

BBCは「コンテについての最大の誤解の一つは、彼が防御的で退屈なサッカーをしているということ。それは真実ではない」とし「コンテは守備的にしっかりしていているが、ユベントスとインテルのチームは非常に魅力的なサッカーをした。インテルは2シーズン連続で100ゴール以上を獲得しました」と伝えている。

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