ボートの第99回全日本選手権兼第48回全日本大学選手権は10月27～31日、埼玉県戸田市の戸田漕艇場（2000メートル）で行われ、長崎県勢は男子かじ付きフォアのチョープロ（小野紘輝、上原信太郎、中島希世紀、一瀬瑞樹、長岡真大）が6分38秒96で7位入賞した。
コロナ禍で延期となっていた両大会を同時に開催。無観客で出場選手数を減らすなど、感染拡大防止対策をしながら、男女計13種目で競った。
チョープロは2018、19年に男子かじなしペアで小野・中島組が連覇を達成。国体種目でもあるかじ付きフォアは初出場で、例年以上に実業団勢のエントリーも多かったが、このレベルが高い種目で入賞を果たした。
チョープロの北野雄一監督は「昨年、コロナの影響で出場を見送ったため、2年半ぶりの全日本選手権。レース感覚は不足していたが、都市部の強豪チーム相手に存在感を示すことはできた。今後も長崎をアピールできるチームになりたい」と大会を総括した。
県勢はこのほか、男子かじなし4人スカルで長崎明誠高出身の一瀬卓也がバウを務めたNTT東日本が6分7秒66で優勝した。仙台大勢も力漕。大村高出身の山崎明音がクルーを務めた女子エイトは7分9秒58で2位、長崎明誠高出身の深艸元輝がバウを担当した男子かじなしフォアは6分33秒57で6位入賞した。
