グラサン、襟立、ド派手スーツの新庄監督が所信表明「今日はビシッと監督っぽい格好で来ました」

ド派手スタイルの新庄新監督はBIGBOSSポーズを決めた(東スポWeb)

日本ハム・新庄剛志監督(49)のド派手で型破りな就任会見が4日、札幌市内のホテルで行われた。

ワイシャツの襟を全開に立て、サングラス、ワインレッドのド派手なスーツ姿で壇上に登った新庄監督は「今日は集まってもらいありがとうございます。1946年、今から75年前。横沢監督の1年目…。そこから21代目の栗山監督。22代目の監督として選ばれたことが非常にうれしく、また〝選手兼監督〟として契約を結んでもらいました…。(川村取締役社長に否定され)いえ、監督でした。今日はビシッと監督っぽい格好で来ました。これからは顔を変えずにチームを変えていきたいなと思います」と会見を切り出した。

そして「正直自分が一番びっくりしてます。僕でいいのかなという思いの反面、僕しかいないなと。日本ハムを変えていきますし、プロ野球を変えていきたいなという気持ちで帰ってきました」と監督業への自信を語った。

さらには「僕は優勝なんか一切目指しません。高い目標を持ちすぎると選手はうまくいかないと思っている。一日一日地味な練習を積み重ねて、何気ない一日を積み重ねて過ごして行った方がいい。そして、9月あたりに優勝争いをしてたら『さあ、優勝目指していくぞ!』となればいい。だから(最初から)優勝なんかは目指しません」と独特の野球観を語った。

見た目のインパクトとは対照的に、常に選手目線に立った独特の「新庄の考え」を約1時間にわたって語り尽くした。

◇しんじょう・つよし 1972年1月28日生まれの。福岡県福岡市出身。89年のドラフト5位で西日本短大付属高から阪神に入団。2001年にFAで大リーグ、メッツへ移籍、02年ジャイアンツを経て03年にメッツへ復帰。04年に「これからはパ・リーグです」とNPBに復帰し、日本ハムへ入団。シーズン中に現役引退を表明した06年にチームを44年ぶりの日本一に導き引退の花道を飾った。NPB通算成績は1411試合に出場し打率2割5分4厘、205本塁打、716打点。MLB通算は303試合で打率2割4分5厘、20本塁打、100打点となっている。

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