広島県知事選に立候補|現職 湯崎英彦(ゆざき・ひでひこ)氏の経歴・政策は?

任期満了に伴う広島県知事選挙が10月27日に告示され、11月14日に投開票を迎えます。立候補したのは届け出順に日本共産党新人の中村孝江(なかむら・たかえ)氏(35)、無所属新人の樽谷昌年(たるたに・まさとし)氏(70)、無所属現職の湯崎英彦(ゆざき・ひでひこ)氏(56)の3名です。

本記事では湯崎英彦氏の経歴・政策をご紹介します。

呉市出身、早稲田大学卒業。現在は金属リサイクル業を営む

湯崎氏は1965年広島市佐伯区出身、東京大学法学部卒業、米スタンフォード大学経営学修士課程修了。1990年に通商産業省に入省し、資源エネルギー庁原子力産業課 課長補佐、通商政策局米州課 課長補佐などを務めました。2000年に通商産業省を退官し、株式会社アッカ・ネットワークスを設立、代表取締役CEO、代表取締役副社長を歴任しました。2008年3月からOffice Yエグゼクティブ・パートナーとして主に経営企画、財務戦略、組織構築、ベンチャー経営等に関するコンサルティングおよびアドバイザリーに携わりました。

2009年の広島県知事選で初当選し、以降3期連続当選しました。今回は4期目への挑戦となります。

湯崎氏が掲げる政策とは

湯崎氏は自身のホームページで以下の政策を公表しています。

【新型コロナ感染症対策】

・可能な限り感染を制御し、大きな感染拡大を防ぐことを基本とし、制御が難しい拡大が起こった場合には、「早く、深く、短く」を基本とした行動制限等により社会経済への影響を極力小さくして、ウィズコロナ時代において、トータルに感染拡大防止と日常の社会経済活動が両立することを目指します。

・そのため、若者を含め、ワクチン接種率を可能な限り高めることにより、感染拡大に対する社会としての抵抗力を高めるとともに、PCR等の検査を充実し、幅広く速やかな感染者の特定と感染連鎖の防止を図ります。

・ワクチン接種率の向上のため、接種を迷う人たちに対する積極的・効果的な勧奨を進めるとともに、県による大規模接種会場の設置など、市町と連携した円滑な接種体制を確保します。 ほか

【安心をつくる】

・住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができる質の高い医療・介護サービスの実現を図ります。

・性別、年齢、障がいの有無、民族、国籍などの多様性を認め合い、支え合いながら自分らしく活躍でき、安心と活気あふれる共生の街作りを進めます。

・子供を持ちたいと思う人が安心して子供を持つことができる環境を整備します。 ほか

【誇りを高める】

・新たなサービスやエンターテイメントが集まり、イノベーションが生まれる街と、豊かな自然に囲まれ、地域に愛着を持ちながら住んだり働いたりできる里山・里海をつくります。

・地域ごとの「わがまちスポーツ」を楽しめる環境をつくります。

・農産物や水産物のブランド化により、県内外の多くの人から評価される姿をつくります。 ほか

【挑戦する】

・里山や里海で、様々な人や企業が、地域ならではの資源や基盤を生かして、新たな事業や経営発展にチャレンジし、働き続けられる環境をつくります。

・キャリア教育、リカレント教育などを通じ、生涯にわたって学び続け、新たな環境や仕事にチャレンジし続けることができる環境をつくります。

・女性、チャレンジド、外国人など、多様な全ての人が、それぞれの夢や希望を実現できる社会環境と就労環境をつくります。 ほか

© 選挙ドットコム株式会社