ロッテ提訴の清田育宏氏を〝事情聴取〟したG・G・佐藤氏「慰謝料は必要なかったかな」

G・G・佐藤氏の直撃を受けた清田氏は…(東スポWeb)

ロッテOBで野球評論家のG・G・佐藤氏が4日、自身のユーチューブチャンネルを更新。5月23日に同球団から契約解除された清田育宏氏(35)が球団を提訴したことに言及。法廷闘争の内幕を明かした。

コロナ禍でのたび重なる不倫騒動が「球団への背信行為」とみなされ契約を解除された清田氏は契約解除は「違法で無効」と約9700万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

この日、清田氏の第1回口頭弁論が行われ、球団側は請求棄却を求めた。

クライマックスシリーズ(CS)開幕を6日に控えているとあってネットでは清田への厳しいコメントが寄せられ炎上。それを受けて、NPB復活への支援として清田の近況を届けてきた佐藤氏が本人を〝事情聴取〟し、その内容を明かした。

佐藤氏は今回の提訴のおける問題は「なぜCS開幕前のタイミングなのか」「自業自得といえる行動なのに慰謝料1100万円を請求」「G・G・佐藤氏を裏切る行為」の3点と分析した。

裁判については「知っていました」と明かしたが、「今日が第1回口頭弁論とは知らず、本人も忘れていた」とのこと。9月の終わりに訴状を出し、日程は10月初旬に裁判所から決められたとして「日程はどうにもならなかった」とCSを狙い撃ちしたものではないとフォローした。

佐藤氏は裁判について「清田本人は悪いと思っています。けれど、2年契約に関してはもらうべき権利だから、そこは戦いたいと言ってます」とコメント。「これからのプロ野球選手を守るためにも、前例をつくるのはよくない」と〝給料の未払い分〟の請求には理解を示した。

弁護士によれば、支払いをしてもらうためにはまず、契約解除を無効にする裁判を起こす必要があるという。慰謝料は弁護士としては普通の請求になるそうだが、佐藤氏は「1100万円の慰謝料は個人的には必要なかったかな」と見解を述べた。

CS開幕直前の球界を驚かせた清田氏の球団提訴。佐藤氏も主役の清田氏も日程を忘れていたとは…。ちなみに「一昨日、清田とCSの展望ものを撮影したばかり。もう出せない」と頭を抱えた。

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