電話しまくりメーガン妃 有給育児休暇法制化のため知らない議員にも〝直電〟のロビー活動

電話をかけまくるメーガン妃(ロイター)

米国で有給育児休暇の法制化のため、ロビー活動を展開しているメーガン妃から突然の“直電”を受けた共和党の女性上院議員らが戸惑いをあらわにした。

メーガン妃は先月、チャック・シューマー上院多数党院内総務とナンシー・ペロシ下院議長に公開書簡を送り、その中で有給休暇取得を義務づける法整備が米国の幼少の子供を持つ親たちにとって不可欠だと主張。その後、同妃はロビー活動として個人的に議員らに直接電話をかけているというのだ。

共和党のシェリー・ムーア・カピト上院議員は電話を受けた時のことをこう明かした。「ちょうど車を運転中だった。相手は『カピト上院議員ですか?』と言うので、『そうです』と答えると、彼女は『公爵夫人のメーガンです…』と話し始めた」という。

同議員は「どうやって私の(個人的なケータイ電話)番号を調べたか分からない」と首をかしげた。

同党のスーザン・コリンズ上院議員は「(メーガン妃と)電話で話せてうれしかった」としながらも、「本当はメイン州(同議員の選挙区)の有権者の声が聞きたかった」と本音をポロリ。「驚いたのは、彼女が私のプライベートの番号にかけてきたことと、自分をサセックス公爵夫人と名乗ったこと」だと語った。

米政治専門メディア「ポリティコ」によると、メーガン妃に電話番号のリストを教えたのは民主党のカーステン・ギリブランド上院議員だったことが判明。この法案化に向け尽力している同議員は、前述の2人を除き、上院の残り全ての女性議員にメーガン妃が電話してくることを伝えたとしている。

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