葛飾区長選に立候補。新人 梅田 信利(うめだ・のぶとし)氏の経歴・政策は?

任期満了に伴う葛飾区長選挙(10月31日告示、11月7日投票)には届け出順に無所属で現職の青木克徳氏(72)と無所属で新人の梅田信利氏(59)の2名が立候補しています。

本記事では梅田信利氏の経歴・政策をご紹介します。

葛飾区出身、日本大学卒業。食品バイヤー、組合管理職等を経て、葛飾区内で社会保険労務士事務所を開業し労務コンサルタントを務める

梅田氏は葛飾区出身、日本大学文理学部社会学科卒業、中央工学校夜間建築科卒業。日本大学卒業後、貿易商社の食品担当バイヤー、生活協同組合の営業・総務の管理職、葛飾区の会社社員を経て、区内亀有に東京総務代行社会保険労務士事務所を開業しました。労務コンサルタントとして、企業の雇用や労働問題などの解決、助成金のコンサルティングおよび申請代行、個人からの年金や健康保険などの相談・手続きを手掛けています。

梅田氏が掲げる政策とは

梅田氏は自らのホームページにて以下の政策を公表しています。

01. 新金貨物線の旅客化、北総線の協定順守、北千住駅の乗換え利便化

・新金貨物線の旅客化を実現し、南北交通の改善、沿線地域の活性化、くらしの向上を実現します。

・葛飾区、京成電鉄、北総鉄道の3者協定の順守を実行し、新柴又駅の現状などを改善します。

・常磐緩行線と常磐快速線の北千住駅における乗換えの利便化と運行ダイヤの改善を実行します。

02. 直通運転の改善と割高・二重運賃の是正、常磐快速線の金町駅停車

・小田急のJR乗入れは実現できましたが、綾瀬駅止まりの改善、直通運転の増発につながらず、また、小田急の複々線化(平成29年度予定)、千代田線の北綾瀬駅始発化(平成30年度予定)による直通運転への影響が心配、これからも改善を訴え続けます。

・亀有・金町駅の西日暮里駅経由などの割高・極端な二重運賃は、西日暮里駅から綾瀬駅の区間をメトロが1種、JR東日本が2種になることで是正の実現を目指します。

・常磐快速線の金町駅停車の実現を、引き続き訴え続けます。

03. 区役所の移転先に反対、エアポートタウン高砂構想

・区役所の立石駅北口地区再開発ビルへの移転に反対します。建替え自体には賛成ですが、移転先と豪華で大規模すぎる計画が良くありません。区財政の身の丈に合った内容で区有地に建設を検討し、整備コストは最小限に抑えます。

・羽田空港と成田空港に直結している高砂駅周辺地区の市街地再開発事業に空港関係の産業や宿舎・ホテルなどを誘致するエアポートタウン高砂構想を掲げます。

04. 子育て・介護と仕事の両立支援の拡充、高度医療機関の誘致推進

・待機児童・高齢者入所待ち問題の改善、保育・介護施設の増設と居宅における行政サービスを充実させます。

・働きながら子育て・介護できる環境の整備し、利用者の皆さまがより使いやすく効果的な福祉サービスへの改善を実行します。

・高度医療機関を新小岩地区に誘致し開院が実現しましたが、まだまだ葛飾区は病床数が不足しています。これからも積極的に医療機関の誘致を進めます。

05. 学力向上、福祉と教育の壁を取り払い、子どもたちに手厚い貧困対策

・葛飾区の子どもたちの学力は、23区26市のなかで下位クラスです。中位クラスまで引き上げます。子どもたちに基礎学力を定着してもらい、生きる力を身に付けてほしい。

・区立の中高一貫校を、区内のシンボル校として開校し、子どもたちの学力の底上げを図ります。

・子どもの貧困対策は、子どもたちにとって何が一番必要なのか、区民目線で行政サービスの改善を実行します。

06. 自ら身切る行財政改革と官民連携による防災対策の強化

・中央行政(本庁)のスリム化と地域行政(区民事務所)を充実します。非正規職員の待遇を改善します。

・公務員でなければならない仕事以外は、原則、民間業者に委託し、区内事業者の雇用創出を支援します。

・災害に強いまちづくりを徹底し、地域の協力を求め、官民一体となって防災対策を強化します。

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