女子高生に繰り返し児童買春 神奈川県職員を懲戒免職「卑劣で情けないことをしてしまった」

県職員の懲戒処分について記者会見する県人事課幹部ら=県庁

 神奈川県は5日、女子高校生に対する児童買春を繰り返したとして、高齢福祉課の男性主事(26)を懲戒免職処分にした。

 県によると、男性主事は高津県税事務所に在任中の昨年11月26日、自宅で、SNS(会員制交流サイト)で知り合った当時高校2年の女子生徒=当時(17)=に現金を手渡し、わいせつな行為をした。今年8月に児童買春・ポルノ禁止法違反(買春)の疑いで逮捕、送検されたが、同9月に不起訴処分となった。

 県の調べでは、同1月から3月にかけても計3回、この女子生徒に同様の行為をしていた。男性主事は「卑劣で情けないことをしてしまった。許されることではなく、大変申し訳ない」と話しているという。

 県はまた、2月2日の休憩時間中、私用で自家用車を運転し、横断歩道を渡っていた歩行者に接触し3カ月程度の重傷を負わせたとして、福祉子どもみらい局の男性職員(58)を戒告処分にした。職員は6月に運転免許停止処分(停止期間60日)を受けたという。

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