田嶋会長が地上波中継の思いを激白「非常に不本意」金銭面の不満も明かす

田嶋幸三会長(東スポWeb)

日本サッカー協会の田嶋幸三会長(63)が〝地上波中継〟への思いを語った。

カタールW杯アジア最終予選では、日本代表のアウェー戦が地上波から消滅。動画配信サービスのDAZN(ダゾーン)でのみ配信されていたものの、ネット上では「日本代表みたいに国が熱狂するような試合は地上波で見たいなぁ」「わたしみたいな底辺でも地上波でやっていたら見る」などと悲痛な叫びが聞かれている。

この現状について、田嶋会長は5日のオンライン取材で「我々は一貫して地上波での放送を希望してきた。ただ、W杯の放映権はアジアすべての国がAFC(アジアサッカー連盟)の中でコントロールされていて、私たちには本当にごく一部の一握りのお金しか戻ってこない」と唇をかんだ。

その上で「本来、我々がもらえるべきお金が全く来ない。しかも、我々は一貫して地上波でやると主張していたのにもかかわらず、このような形になっていることは非常に不本意。今後どうするかってことは考えないといけない」と不満を口にした。

サッカー離れを危惧する声も聞かれているが、果たして再びアウェー戦を地上波で見られる日は来るのだろうか…。

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